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慶應義塾

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創立150年記念式典

おことば・式辞・祝辞・誓いの言葉

■祝辞 エリザベス・J・ペリー ハーバード大学総長指名代表者

エリザベス・J・ペリー ハーバード大学総長指名代表者 慶應義塾創立150年に際し、ハーバード大学総長から心よりお祝いを申し上げます。貴学に深い敬意を表し、両学の一世紀以上にもわたる深い歴史的つながりを確認できますことを大変光栄に存じます。

 1890年、慶應義塾の創設者である福澤諭吉は、最初の大学部設置にあたり、当時の総長チャールズ・エリオットに数名の教授の推薦を要請しました。こうして両大学の協力により誕生したのが、文学部、経済学部、法学部です。また慶應義塾大学医学部とハーバード大学医学部およびその提携病院は長きにわたり研究交流を行っています。現在では、ボストンの本学付属の研究所や病院で、貴学の卒業生が多数医師として活躍しています。そして経営管理研究科もハーバード・ビジネス・スクールとのつながりがその礎となっています。両学の関係は組織としての交流にとどまらず、個人の交流にも及んでいます。本学創立300年にあたる1936年の小泉信三塾長のご訪問にはじまり、ちょうど昨年ドゥルー・ファウスト総長の就任式に安西祐一郎塾長がご出席くださいました。 

 私が所長を務めますハーバード・イェンチン研究所では、約50年にわたり両大学間の研究者交流を活発に行っております。後に貴学の学部長や常任理事になられた方など、十数名を超える方々がこのプログラムで、本学に滞在しました。また、ハーバード・イェンチン研究所との交流協定の一環で、本学からも多くの研究者が貴学を訪問しております。

 慶應義塾とハーバード大学は、貴学の創成期より大変親密かつ、互いに有益な関係を築いてきました。これからも、何世紀にもわたって両学の絆が一層強くなることを願っております。