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慶應義塾

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イベント報告

日本ブラジル交流年 慶應義塾創立150年記念イベント

ブラジル移民100周年・慶應義塾創立150年記念国際シンポジウム

2008年8月16日(土)〜20日(水)

ブラジル・サンパウロ大学法学部、医学部の各キャンパス


主催 慶應義塾大学、サンパウロ大学
企画 慶應義塾大学法学部・医学部、サンパウロ大学法学部・医学部
特別協力 日本航空JALロゴマーク
後援 外務省「日伯交流年」事業認定(No.212)
協力 サンパウロ三田会
参加 一般公開。参加申込に関しては、下記ページをご覧ください。
サンパウロ大学医学部

2008年、慶應義塾は創立150年を迎え、また日本からの南米移民が笠戸丸で神戸を出航し、ブラジル、サントス港の地を踏んでから100年になります。
日伯両政府が移民記念のため種々の記念行事を実施していますが、慶應義塾も永年のブラジルとの交流に鑑み、創立150年記念イベントの一環として法学・医学のシンポジウムを、ブラジルにおける学術の中心をなすサンパウロ大学と共同で開催しました。
シンポジウムの様子については、下記をご覧ください。
法学部シンポジウム
医学部シンポジウム
サンタクルス病院協力事業

開催報告

法学部シンポジウム

サンパウロ大学法学部と塾法学部との交流は、1981年の学術交流協定締結に始まる。今日までの30年弱にわたる交流においては、森征一常任理事(西洋法制史)が1985年〜86年に、また、宮島司法学部教授(商法)が1990年〜1991年にサンパウロ大学法学部・法科大学院へ留学された。さらに、サンパウロ大学法学部教授で元サンパウロ州最高裁判事のカズオ・ワタナベ氏には、1999年に塾より名誉博士の称号が授与された。
今回のような国際学術交流は、直近では2004年に本塾三田キャンパスにて、また、2002年にはサンパウロ大学法学部キャンパスにて行われ、東京とサンパウロを交互に定期的に開催されている。

今回のシンポジウム開催にあたっては、池田真朗法学部教授(民法)を中心に、サンパウロ大学法学部二宮正人教授とともに、2007年秋ごろから複数回の綿密な会合を開いて準備を行ってきた。今回のシンポのための医学部と法学部の連携は、竹内勤医学部教授が会合に出席される形で行われた。また、滞在期間中のスケジュールについては、現地サンパウロ三田会の石井賢治会長ならびに関根隆範幹事長にお世話になった。
法学部のシンポジウムは、8月18日(月)と19日(火)の2日間にわたり開催され、サンパウロ大学の法学者との間で活発な議論がなされ、盛況のうちに終了した。

1日目午前の第1部会「労働法」および第2部会「刑法」では、日系ブラジル労働者問題に焦点を当て、山川隆一法科大学院教授および太田達也法学部教授により、日本の外国人労働法制ならびに日本における外国人犯罪の動向に関する報告がなされ、日本における日系ブラジル人の労働環境における法的処遇や犯罪傾向などにつき、ブラジル人聴衆の高い関心がうかがえた。
1日目夕方の第2部会「取引法」では、宮島司教授が日本の会社法改正について報告し、そこで指摘された様々な問題点については、ブラジルにおける会社法改正に際して参考になるものと思われる。

2日目午前の第1部会「民法」では、池田真朗教授および北居功法科大学院教授により、日本の債権法改正の動向およびその具体的論点として契約不履行に関する報告がなされた。ブラジルでも2002年に1916年民法に代わる新民法典が公布され施行されており、カウンターパートとなったサンパウロ大学法学部のジゼルダ・イロナカ教授が、同じく2002年ブラジル新民法典における契約不履行法について、1916年民法との違いを加味しながら報告を行った。
同じく2日目午前の第2部会「消費者法」では、前田美千代専任講師が、日本の消費者法として、販売・勧誘ルールや情報提供義務について報告し、サンパウロ大学法学部ニュートン・ヂ・ルッカ教授が、同様のテーマでブラジル消費者法について報告した。日本では消費者の法典がないことについて今後の法典整備の可能性および第1部会「民法」の報告をふまえて民法典改正の中での消費者問題の対応の可能性に関して、ポルトガル・コインブラ大学の民法担当アンドレ・ペレイラ氏より質問がなされ、消費者庁の構想について返答した。
2日目夕方の第3部会「民事訴訟法」では、三木浩一法学部教授が、消費者団体訴訟について報告し、サンパウロ大学側ではカルロス・サーリス教授およびアダ・ペリグリーニ教授がブラジルでの同テーマについて報告した。アダ教授は、ブラジル消費者団体訴訟制度の第一人者であり、司法へのアクセスを多様化すべきとの観点から、消費者団体を限定せず様々な集団に当事者適格を認めるべきこと等の理論を展開し、同じく消費者団体訴訟のわが国の第一人者である三木教授との間で、日本の消費者団体訴訟制度の今後の改善に向けて大いに役立つ議論が行われた。

プログラムはこちらをご覧ください。法学部シンポジウムプログラム

医学部シンポジウム

医学シンポジウムにおけるメインコーディネーターは、サンパウロ大学側が小児科のマリア・エドナ教授、内視鏡部門の石岡慎一教授で、慶應側からは熱帯医学・寄生虫学の竹内勤教授がその任につき、約2年前より準備に入った。紆余曲折はあったが、ようやく2008年8月18、19日にサンパウロ大学病院内の会議場を主会場として開催に漕ぎ着けた。シンポジウムは、感染症、消化器外科、皮膚科、眼科をテーマとし、それぞれ半日のスケジュール、計2日で実施された。日本側からの参加者は本塾大学医学部に在勤している医師、研究者を主体とし、その他にも九州大学、神戸大学、あるいは本塾大学医学部出身者であるが、国立がんセンター研究所、国立感染症研究所、岩手医科大学、北里大学、ペンシルバニア大学などに在職しているものも加え、総勢約20名を数えた。上記4分野は、それぞれ野崎智義部長(国立感染症研究所)、北川雄光教授(本塾大学医学部)、天谷雅行教授(本塾大学医学部)、坪田一男教授(本塾大学医学部)がコーディネーターとして企画にあたり、サンパウロ大学側の各分野のコーディネーターと綿密な打ち合わせを事前に行った。シンポジウム2日目には、眼科セッションと並行して、日本に出稼ぎに来ている日系ブラジル人の医学・公衆衛生上の諸問題が取り上げられ、日本側からは竹内勤教授が講演を行った。この問題は別途サンパウロ大学法学部において並行して行われた塾法学部とのシンポジウム(日本側メインコーディネーターは森征一常任理事)の主要テーマでもあり、時宜を得たものであった。

シンポジウムの各セッションは何れも盛況であり、サンパウロ大学側からも評価されるものであった。また、塾医学部からは、若手の助教、専任講師クラスで、医療の第1線にたっている医師も数名参加したが、サンパウロ大学側の事前の意向により、第3日目にインターアクティブなレジデント向けのエクストラセミナーを担当し、これらがまた高い評価を得て終わった。

本塾大学医学部とブラジルとの関係を顧みると、その長さと深さに改めて思いを馳せずにはいられない。初めてブラジルの医療に貢献したのは、細江静男氏(8回生)であった。細江氏は塾医学部卒業後渡伯し、サンパウロ大学医学部をも卒業し、生涯をブラジルの主に日系移民の医療にささげた。今回のシンポジウムには細江氏の女婿で、本塾大学医学部27回生である森口幸雄教授(ポルトアレグレ、南リオグランデ カソリック大学)も参加したことは意義深い。また、細江氏を初めとする数名の塾医学部出身者はサンタクルス病院創設に関わり、大きな足跡を残したが、今回塾医学部漢方医学講座の渡辺賢治准教授が同行し、サンタクルス病院との交流を果たしたことも忘れてはならない。医学部熱帯医学・寄生虫学教室も1970年代よりブラジルにおける国際医療協力・研究活動に従事してきた。しかし最も特筆されるべきは、塾医学部の学生団体である国際医学研究会(International Medical Association; IMA)と今回のシンポジウムの関わりであろう。シンポジウムの骨子を作り上げるのに際し、竹内勤教授によりIMAのOBを中心にして参加依頼がなされた。上記の各分野のコーディネーターは全員IMAのOBであり、塾医学部の6年生の時にブラジルを広く見聞し、医療活動に従事した経験を持つ。今回の企画への石井会長、関根幹事を初めとするサンパウロ三田会の貢献は極めて大であるが、20年以上も前に、石井会長、あるいはサンパウロ大学に世話になった学生の成長した姿を見てもらいたかったというのが、長年ブラジルでの活動に従事した竹内勤教授の偽らざるところであった。

今回の日伯シンポジウムを通して、塾側も法学部、医学部の交流といった成果を収めたが、それよりも次代を担うべき塾内の人材が積極的に関与したことは極めて有意義であった。これらの人材を中心に、新しい日伯の協力関係が築かれることを強く期待したい。

プログラムはこちらをご覧ください。医学部シンポジウムプログラム

サンタクルス病院協力事業

1930年8月、外務省の嘱託医として派遣された慶應義塾大学医学部出身の細江静男医師は、日本移民のための病院の必要性を感じ、日本病院設立に尽力した。設立に当たっては慶應義塾から鎌田竹次郎(大正12年卒)、竹内善次郎(昭和3年卒)、木村稔(昭和7年卒)の3人の医師と加藤セツ、山本スエの2名の看護師が赴任した。その後第2次世界大戦が勃発したために、経営母体が日系社会からブラジル政府に移管されサンタ・クルス病院と改称し1990年に再び日系社会が経営に参加するようになり現在に至っている。今回は理事長の横田パウロ氏(元ブラジル中央銀行理事)の要請で本事業の一環として招聘された。
その背景として伝統医療に対する世界的な潮流を受け、ブラジルでも鍼灸・生薬療法が盛んに行われるようになった。しかしながら中国系のものが主であり、今回のブラジル移民100周年を記念して日本の漢方を紹介することが目的である。

■活動報告 8月16日(土)12時〜13時 第11回ブラジル医師鍼灸学会ならびに第3回国際医師鍼灸統合医療学会特別講演 「MEDICINA KAMPO-FITOTERAPIA JAPONESA」
主催:ブラジル医師鍼灸学会 於:FECOMERCIO
ブラジルでも鍼灸治療は盛んであり、多くの医師が鍼灸を取り入れている。本学会の特別講演で日本の漢方医療の紹介をした。

8月17日(日)9時〜16時 「漢方医学のテクノロジーと応用」(医師向け漢方初級講座)
主催:日伯サンタクルス病院 後援:日伯サンタクルス病院 協力:サンパウロ大学医学部予防医学科、サンパウロ大学医学部生涯学習委員会  於:サンパウロ大学医学部予防医学科
18名の医師の参加があった。開会の挨拶はサンパウロ大学小児科のエジナ・マリア・ジ・アルブケルケ・ヂニス助教授が行った。医師向け漢方の初級講座で日本の漢方の現状、基本的概念、診察方法(舌診・腹診等)を講義した。非常に熱心な参加者で数多くの質問を受けた。

8月18日(火)10時〜11時30分 市民講座「漢方に学ぶ健康の考え方」
主催:サンパウロ大学医学部生涯教育委員会 後援:日伯サンタクルス病院
一般市民向け漢方講座を行った。150名の参加があり、日本語で講演し、通訳をサンパウロ在住の秋山一誠医師が行った。司会進行はサンパウロ大学医学部予防医学科のジョゼ・ヒカルド・アイレス教授が行った。
※講座で使用したスライドをご覧いただけます。(ポルトガル語・日本語)クイックタイムロゴ(QuickTime)

■まとめ
行くまでは遠い国、というイメージしかなかったが、ハイテク技術も有している国であった。伝統医学に対して高い関心があり、市民講座には9のメディアが取材に来た。またグロボTVでの取材など、漢方に対する関心の高さが印象的であった。欧米諸国と異なり医師が行っているところが印象的であった。サンタクルス病院では秋山医師が既に漢方教育を開始しており、今後もサンタクルス病院との交流が深まることが期待された。また市の方針としても積極的に伝統医療を取り入れるということで、市職員でサンパウロ大学医学部出身のTazue Hara Branquinho氏からも今後の市の活動への協力要請があった。
一方日系社会というものの一端に触れる機会があった。サンタクルス病院はもともと日本病院という名で1939年に落成した病院であるが、この設立に慶應のOBである細江静男医師が関わっており、慶應から赴任した3名の医師、2名の看護師が開設当初の医療を支えていたことを知った。また森口幸雄医師(昭和23年卒)は南リオグランデカソリック大学老年医学研究所の教授を長年務められ、ブラジルにおける老年医学の基礎を作られた。慶應義塾の先輩方がまさに世界で活躍されていることを知ることができた。

プログラムはこちらをご覧ください。サンタクルス病院協力事業シンポジウムプログラム

プログラム

開会式 8月16日(土)9:00〜 (サンパウロ大学医学部キャンパス)※法学部・医学部合同

法学部

コーディネーター: ワタナベ・カズオ(サンパウロ大学)
ニノミヤ・マサト(サンパウロ大学)
森 征一(慶應義塾常任理事)

8月18日(月) 会場:サンパウロ大学法学部 オンゼ・ヂ・アゴスト講堂

9:20〜10:50 第一部会 労働法
「日本の日系ブラジル人労働者の状況と日本の労働法制」
山川隆一(慶應義塾大学法科大学院)
「ブラジル労働法制」
エステバゥン・マレ(サンパウロ大学法学部)
11:00〜12:30 第二部会 刑法
「外国人による刑事犯罪と日本の刑事司法」
太田達也(慶應義塾大学法学部)
「ブラジル刑法の域外適用。外国に居住するブラジル人によって行われた犯罪のブラジル司法による判決」
ハラダ・キヨシ(パウリスタ大学(UNIP)教授)
イウリカ・タニオ・オクムラ(サンパウロ州司法検事)
15:00〜17:00 デカセギ・ワークショップ
デカセギの基本問題とその解決策(教育、社会福祉、医療、偏見その他)
大嶽達哉(愛知県弁護士会)
アンジョロ・イシイ(武蔵大学)
レイメイ・ヨシオカ(サンパウロ大学文学部、社会福祉士)
デシオ・ナカガワ(精神科医師)
キョウコ・ナカガワ(心理カウンセラー)
討論および結論
18:00〜19:30 第四部会 取引法
「株式会社に関する日本法の改正:構造と論点」
宮島司(慶應義塾大学法学部)
「ブラジル株式会社法」
ニュートン・シルベイラ(サンパウロ大学法学部)
アロルド・マリェイロス・ドゥクレルキ・ヴェルソーザ(サンパウロ大学法学部)

8月19日(火)

9:20〜10:50 第一部会 民法
「日本民法の債務法の改正について」
池田真朗(慶應義塾大学法学部)
「契約不履行制度の基本構造と民法改正」
北居功(慶應義塾大学法科大学院)
「ブラジル新民法の債務法と契約不履行の法制度」
ジゼルダ・マリア・F・ノバイス・イロナカ(サンパウロ大学法学部)
11:00〜12:30 第二部会 消費者法
「日本の消費者法:取引行為(特定商取引)、広告的申込み、情報提供義務」
前田美千代(慶應義塾大学法学部)
「ブラジルの消費者法:取引行為、広告的申込み、情報提供義務」
ニュートン・ヂ・ルッカ(サンパウロ大学法学部)
14:30〜16:30 デカセギ・ワークショップ
積極的側面:日本文化の吸収、ブラジル文化の伝達、ブラジルと日本の関係における人的きずな他
北脇保之(前浜松市長、東京外国語大学教授)
ジュリアーナ・シゲナガ(サンパウロ大学法学部生)
討論および結論
17:00〜18:30 第三部会 民事訴訟法
「日本における消費者団体訴訟制度」
三木浩一(慶應義塾大学法学部)
「ブラジルの団体訴訟−当事者適格とその他の重要な問題」
アダ・ペリグリーニ・グリノーヴェル(サンパウロ大学法学部)
カルロス・アルベルト・ヂ・サーリス(サンパウロ大学法学部)
19:00〜20:00 閉会式 サンパウロ大学法学部・ノブリ大広間

 

医学部

コーディネーター: エヂナ・マリア・ジ・アルブケルケ・ヂニス(サンパウロ大学医学部)
イシオカ・ケンイチ(サンパウロ大学医学部)
竹内勤(慶應義塾大学医学部)

8月18日(月) 会場: サンパウロ大学医学部

8:00〜10:30 開会の辞
マルコス・ボウロス(サンパウロ大学医学部、サンタレン熱帯医学研究拠点)
寄生虫学
「赤痢アメーバの病原機構について」
野崎智義(国立感染症研究所)
「マラリアにおける免疫抑制」
久枝一(九州大学医学研究院)
「海水(カキ、貝類)、淡水におけるクリプトスポリジウムおよびジアルジアについて」
へジーナ・マウラ・ブエノ・フランコ(UNICAMP)
―討論―
野崎智義(国立感染症研究所)
マルコス・ボウロス(FMUSP、サンタレン熱帯医学研究拠点)
10:30〜11:00 「シャーガス病とHIV感染」
マリア・アパレシーダ・シカナイ・ヤスダ(FMUSP)
「ケーススタディ:臨床と免疫病理」
アルイージオ・アウグスト・コチリン・セグラード(サンパウロ大学医学部)
ホナウド・セザール・ボルジス・グリーシェック(サンパウロ大学医学部)
14:00〜16:00 消化器病学
「内視鏡手術に関する展望」
パウロ・サカイ
「食道がんおよび胃がんにおけるリンパマッピングとセンチネルリンパ節の役割」
北川雄光(慶應義塾大学医学部)
「大腸がん治療に対する内視鏡によるアプローチ」
渡邊昌彦(北里大学医学部外科)
消火器がん治療
モデレーター:イヴァン・セコネッロ
「胃がんの疫学」
津金昌一郎(国立がんセンター研究所)
「食道がんにおける低侵襲手術について」
北川雄光(慶應義塾大学医学部)
「ブラジルにおける胃がん〜術後の経緯」
オズマル・ケンジ・ヤギ
16:00〜 「大腸がんにおける低侵襲手術」
渡邊昌彦(北里大学医学部外科)
「肝細胞癌の疫学と治療」
フライール・ジョゼ・カリーロ
「肝細胞癌治療戦略」
若林剛(岩手医科大学外科)

カンファレンス
「生体ドナーからの肝細胞移植〜現状とは」

テレスフォーロ・バチェッラ(サンパウロ大学医学部)
若林剛(岩手医科大学外科)

8月19日(火)

8:00〜10:00 開会の辞
エヴァンドロ・A・リヴィッティ(サンパウロ大学医学部)
天谷雅行(慶應義塾大学医学部)
皮膚科学
「上皮バリアにおけるタイトジャンクションの役割について」
古瀬幹夫(神戸大学大学院医学研究科)
「アレルギー疾患の感受性遺伝子」
浅野浩一郎(慶應義塾大学医学部)
「パラコクシディオ真菌症: 概論」
ジョゼ・エドゥアルド・コスタ・マルチンス(サンパウロ大学医学部)
「パラコクシディオ真菌症での宿主寄生体関係」
ジウ・ベルナルド(サンパウロ大学)
10:00〜12:10 「天疱瘡:マウスモデルにおける抗体産生の免疫学的機構」
天谷雅行(慶應義塾大学医学部)
「天疱瘡抗体のもつ特性について」
山上淳(ペンシルバニア大学)
「葉状天疱瘡: 概論」

エヴァンドロ・A・リヴィッティ(サンパウロ大学医学部)
「慢性葉状天疱瘡: 免疫病理機構」
ヴァレリア・アオキ(サンパウロ大学医学部)
「サンパウロにおけるHTLV-1陽性T細胞性皮膚リンパ腫について 」
ジョゼ・アントニオ・サンチェス・ジュニア(サンパウロ大学医学部)
12:30〜13:25 ランチョン
13:25〜15:00 開会の辞
ウォルター・タカハシ
眼科学
カンファレンス
「ドライアイに関する新概念」

坪田一男(慶應義塾大学医学部)
「ドライアイの周辺刺激」
ニュートン・カラ・ジョゼ(サンパウロ大学医学部)
「ドライアイに関する調査」
ミユキ・サント(サンパウロ大学医学部)
15:00〜17:45 「セミナー:眼科学におけるアンチ・エイジング」
坪田一男(慶應義塾大学医学部)
「カンファレンス:眼球面における外科手術の進歩」
坪田一男(慶應義塾大学医学部)
「一般眼科学医に向けたドライアイの実用的手術」
マリア・クリスチーナ・ニシワキダンタス(サンパウロ大学医学部)
「眼球面障害における免疫について」
ジョイス・ヒサエ・ヤマモト(サンパウロ大学医学部)
「再生細胞の老化における新概念」
川北哲也(慶應義塾大学医学部)
「眼科クリニックでの視力機能検査の応用」
伴紀充(慶應義塾大学医学部)
日伯における研究交流
リチャード・ユディ・ヒダ(UNESP)

8月20日(水) エクストラ・セッション

  「慶應義塾大学病院における抗ガン化学放射線治療および内視鏡外科手術による最新胃がん治療」
才川義朗(慶應義塾大学医学部)
「食道疾患に対する胸腔手術および内視鏡手術について」
竹内裕也(慶應義塾大学医学部)
「天疱瘡患者の抗デスモグレイン抗体の特徴の解析」
山上淳(ペンシルバニア大学)
「脊髄損傷の新治療法:最新の研究、戦略、展望」
北村和也(慶應義塾大学医学部)
「眼科クリニックでの視力機能検査の応用」
伴紀充(慶應義塾大学医学部)

 

サンタクルス病院協力事業

1930年8月、外務省の嘱託医として派遣された慶應義塾大学医学部出身の細江静男医師は、日本人移民のための病院の必要性を感じ、日本病院設立に尽力しました。1939 年の病院完成前に第2次世界大戦が勃発、できたばかりの病院はブラジル政府が接収し、サンタ・クルス病院となりました。この後も交流は続き、1978年7月には、医学部の学生団体である国際医学研究会の第1次派遣団4 名がブラジルを訪れました。現在でもその活動は続いており、本年は7月12日から第31次派遣団がブラジル等で51日間に及ぶ日系人の集団検診や巡回診療、救急医療実習活動を行っています。
今回のシンポジウムに連動し、漢方のセミナーや技術移転の問題等の交流を行いました。

講師派遣:渡辺賢治(慶應義塾大学医学部 漢方医学センター)

8/17(日)
9:00〜16:00
「漢方医学のテクノロジーと応用」(医師向けの漢方初編講座)
主催:日伯サンタクルス病院
協賛:サンパウロ大学医学部予防医学科
8/18(月)
10:00〜11:30
「漢方に学ぶ健康の考え方」(一般向け市民講座)
主催:サンパウロ大学医学部生涯教育委員会
後援:日伯サンタクルス病院、Faculdade de Medicina Foundation
※講座で使用したスライドを
ご覧いただけます。
(ポルトガル語・日本語)
クイックタイムロゴ(QuickTime)
8/19(火)
14:00〜16:30
シンポジウム「医学教育としてのCAM」(医師、医学生向けのシンポジウム)
シンポジスト(予定):
サンパウロ大学医学部総合内科教授他、 ホメオパシー医学関係医療従事者、鍼灸学関係医療従事者
主催:サンパウロ大学医学部予防医学科