慶應義塾 創立150周年記念 未来をひらく 福澤諭吉展(福沢諭吉展)

福沢展 余録
企画の現場から

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福沢展 車椅子利用者第1号

本日、私の90歳になる祖母が母と叔母と一緒に来場いたしました。
私がここ数年福沢展の話ばかりしていたため、OPENしたらどうしも見たいと言っており、念願叶っての来場です。
祖母は、杖をついての自力歩行はできますが、長時間の観覧が困難なため会場の車椅子を借りました。

表慶館は明治42年(1909)に、のちの大正天皇のご成婚を記念して建設・開館した建物で重要文化財に指定されております。
たいへん美しい建築なのですが、エレベータがなく階段が急なため、足の弱い祖母には2階部分の観覧はあきらめてもらおうと思っておりました。
ところが、3人の会場担当者の方々が車椅子ごと2階へ運んで下さり、無事観覧を済ますことができました。
降りは、杖をついて階段をおりたそうです。会場担当者の方々ありがとうございました。

あとで確認したところ、本展の車椅子利用者第1号ということでした。
身内が第1号というのも奇妙な縁ですが、のぞきケースの下に膝が入るようになっているので、車椅子でも作品がちゃんと見られたそうです。

意外なことに毛筆世代の祖母にとって、文書類はそれほど遠い存在でないらしく、興味深く読んだとのことでした。
第7・8室の茶碗の展示は、座ったままなので腰から高台脇の部分がよく見えた(内側はよく見えないと言いたいらい。)という祖母に対し、「お目が肥えていらっしゃる。見どころを押さえていますね。」とお世辞を言って取り繕う私でした。

2009/01/17 23:47:00
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