慶應義塾 創立150周年記念 未来をひらく 福澤諭吉展(福沢諭吉展)

福沢展 余録
企画の現場から

« 鶯の鳴き声は? |メイン| 男女の並び姿 »

鶯の鳴き声は、ほー法華経です。

きのうのなぞなぞの答えは、
「春」「日」⇒「春日」
「法」「華」「経」⇒「法華経」
です。歌の中の文字をつなぐと、こうなります。

「春日」は、3代将軍家光の乳母、春日局のこと。春日局の尽力で将軍となれた家光は、寛永寺を将軍家の菩提寺に格上げしました。

「法華経」は、天台宗の根本経典です。東の比叡山という意味の東叡山の山号を戴く寛永寺とは切っても切れない関係があります。
ちなみに鶯は「法(ほう)法華経(ほけきょう)」とありがたい声でなきます。

「法華経」といえば、福沢展第2会場の本館2階展示室には、武藤山治旧蔵の「彩箋法華経薬王本事品断簡(さいせんほけきょうやくおうほんじぼんだんかん)」という作品が会期終了まで展示されております。これは、法華経のうち薬王本事品を書写した巻物の断簡です。
本事とは、仏弟子が前世に行った善行を言います。法華経のうち薬王本事品は、薬王菩薩が、前世で自身を燃やして闇を照らし、仏を供養したという話が語られております。
書風は、おだやかで端正な趣があり、能筆に手になるものです。
この経文が書かれている料紙には、大小の金箔や金粉、細く切った銀箔や銀粉が全体にまかれており、平安時代後期の華麗な料紙装飾の例をよく伝えております。

今週の日曜日までは、国宝1点、重文5点をふくむ計14点が展示され、来週にはそのうち7点が展示替えされます。

2009/02/11 18:58:00
ページの先頭へ