慶應義塾 創立150周年記念 未来をひらく 福澤諭吉展(福沢諭吉展)

福澤研究センター 都倉武之が語る
福澤展のツボ

« 福澤諭吉を英語化する。 |メイン| 政治は政治、学問は学問 »

先人を想う機会

081213_11020001 今日は慶應義塾関係役員・教職員物故者慰霊祭でした。創立150年といって一年お祭りをしてきたので、それを締めくくる行事として、すでに亡くなられた関係者に感謝を捧げるものです。直接は、創立125年以降の物故者を対象としていたようですが、同時に今までのすべての関係者に対して思いを致す機会でありました。

歴史の展覧会というものは、いわば、今までの歴史の中で、有名無名にかかわらず、生きた先人に思いを致す場であると思います。先人たちが築き、自分たちが引き継いで生きてきた来し方を振り返り、現在を謙虚に見直すというのが、最も大きな意味のように思うのです。

福澤諭吉という人は、あれこれ毀誉褒貶を免れません。自伝では穏やかなことを言っていますが、気性も激しく、口癖は「途方もねえ、ばかやろうだ」だったと伝えているものがあります。小泉信三は福澤を、言い過ぎることはあっても言い足りないことがない、と評していますが、率直に言って、言い過ぎのツケには、ナカナカ悩まされてもいます(笑)。

ただ、人を批判するのは簡単ですが、これほど有言実行の人も、また、ナカナカいないと思います。この展覧会では、もとより福澤という人物をフェアに、正確に描くことを期しておりますが、見終わって、爽快な気分になり、明日へのやる気がわくようなものにしたいと思っています。そして、歴史の中に生きてきた先人たち――それは今回の場合、多くは慶應義塾関係者になりますが――に対しても、有名無名にかかわらず、敬意を表するものでありたいとも思っています。

2008/12/13 12:13:00
未来をひらく福澤諭吉展 2009 東京,福岡,大阪

最近のエントリー(記事)

ページの先頭へ