慶應義塾 創立150周年記念 未来をひらく 福澤諭吉展(福沢諭吉展)

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中津から資料を借用

Img_3156 福岡展の準備が忙しくなってきました。本日は大分県中津にいます。

中津は福澤諭吉の故郷であり、今でも彼の家が残っています。福澤は中津の古さがイヤで青年時代に飛び出したように自伝に書いていますが、実は常に故郷のことを忘れがたく、何かというと気にかけました。『学問のすゝめ』という本も最初は中津の人々のために書かれたものです。

東京展では、福澤の生涯をまんべんなく概観する必要がありましたが、福岡展では、東京展での資料に加えて、九州に特化した内容を大幅に充実させています。中津出張もそのためです。中津にあるいくつかの資料を借りに参りました。

 

Img_3135 一つは福澤の漢学のお師匠さん、白石照山の書幅です。こちらは、中津の福澤記念館で常設展示されていたものを拝借。2幅でペアになっている立派なものです。

もう一つは福澤が蘭学の勉強をするために大坂に出るときに、藩に出した願書の記録。こちらは中津の図書館よりお借りしました。福澤が蘭学を勉強した頃の中津では「蘭学修行」のために留学するなどということは前例がなく許されない雰囲気であったため、仕方なく役人にいわれるまま「砲術修行」のために留学すると記されています。

実の行き先は緒方洪庵のところですから、医者のところへ鉄砲の練習に行くという話なのですが、行ければ勝ちということで、苦笑しながら書いたかと思えば、かなりオカシイ資料です。(この話は、時期が微妙に福澤の記憶とは違っているのですが自伝にも出てきます。)

この2つは、追加資料のごく一部です。

2009/03/26 17:10:00
未来をひらく福澤諭吉展 2009 東京,福岡,大阪

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