慶應義塾 創立150周年記念 未来をひらく 福澤諭吉展(福沢諭吉展)

福澤研究センター 都倉武之が語る
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中津の福澤旧邸の銅像もお色直し

Before 大分県中津市には、かつて福澤が住んでいた家が残っており、記念館があります。福岡展のために資料をお借りするため、先日お訪ねしたことはこのブログでもご報告いたしました。その福澤旧邸から、福澤銅像のお色直しのニュースが届きました。

ご覧の写真は、戦後およそ60年の風雪を経て、傷んで変色し、酸性雨で涙を流し、トリの糞にまみれた、何とも切なく悲しげな福澤の胸像です。もともとは戦前に設置された胸像ですが、戦争中の供出で失われ、戦後再び制作されたものときいています。戦後一度もお手入れをしていなかったようです。私の記憶でも、今から9年前ゼミの先輩と九州旅行の道中で訪れたとき、この胸像が悲しげであることが、妙に印象に残っていました。その時の写真には、不気味に白い涙を流す、黒い福澤の顔が残されています。

After この胸像が、このたび福澤展に合わせて…というわけではありませんが、入念なお手入れによって、新品のごとく美しい姿を取り戻しました!ご覧下さい、この写真を!こんなにもきれいになるものなのですね。

福岡展では、中津で漢学を学んだ頃の福澤や、福澤が郷里に常に心をかけていたことを示すような資料を、特設コーナーを設けて展示いたします。改めて九州人としての福澤を発見して頂けると思います。

皆さんも一度中津を訪ねてみてはいかがでしょうか。ここには、福澤が過ごした建物だけでなく、常に心に描いた山があり、海があり、食があり、言葉があります。

2009/04/13 21:54:00
未来をひらく福澤諭吉展 2009 東京,福岡,大阪

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