慶應義塾 創立150周年記念 未来をひらく 福澤諭吉展(福沢諭吉展)

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「カレー」の初出?

0908281 福澤の人生最初の単行書である『増訂華英通語』。アメリカで買ってきた中国語-英語対訳の単語短文集に、福澤が簡単な意味や片仮名の発音を付記した本です。

よくカレーライスの「カレー」という語を最初に紹介したのはこの本であると、うんちく本の類に書いてあります。横浜にも似合う話だと思い、今回確かめてみたところ、「Curry」という語がなかなか見つかりません。みつかったのは「Curry stuff」という語だけ。おかしいなとあれこれ調べてみると、この本は、最初2分冊で出版され、後には合冊で出版されていて、私が見ていたのは、2分冊の1冊目だったことが分かりました。

0908282 下巻や合冊を見てみると、確かにあります「コルリ」というふりがなで「Curry」が、カツレツの下に(画像参照)。福澤がそれを如何なる食べ物か知っていたかは、これだけではわかりませんが、おそらく音を書いただけでしょう。とはいえ、少なくともこの本でカレーという語が紹介されていることは事実のようです。

そういうことを言い出せば、ほかにもいろいろな語の初出がありそうですが、カレーというのは日本人にとってとりわけ気になる存在のようです。

  

  

2009/08/28 13:58:00
未来をひらく福澤諭吉展 2009 東京,福岡,大阪

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