慶應義塾 創立150周年記念 未来をひらく 福澤諭吉展(福沢諭吉展)

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福澤諭吉、大坂の思い出(4) 御霊神社(ごりょうじんじゃ)で万引きと間違われる

0908111 大阪における福澤の青春時代をたどるシリーズの4回目。今回は御霊神社です。

福澤はある時、先輩の松下元芳という医者と、この御霊神社の夜見世に行きました。植木屋がよく出たそうで、冷やかしているうちにある植木屋に「旦那さん悪さをしてはいけまへん」と言われてしまいます。福澤らの汚い身なりをみて万引きと思ったわけで、これに怒った福澤は、「この野郎を打ち殺してしまえ」と騒ぎ、それを松下が、まあまあとなだめ、そこへ相撲取りが仲裁に入ってきたので、今日のところは許してやるが、明日店を出していたら打ち殺してしまうぞと言い残して去っていきます。翌日来てみると、正直な植木屋はちゃんと店を畳んでいた、という話です。

当時は警察もなく、乱暴は勝手次第、それでもそれほど悪いことはしなかったんだと福澤は言っていますが、ナカナカ悪いと思います(笑)。 (2)の難波橋の話の中に福澤たちが居酒屋で皿などを盗んでいた話がありますが、万引きを本当にしていたのだから、夜店でも疑われるはずだ、と福澤は晩年になって語ります。

0908112 その極悪な福澤の姿を、大阪歴史博物館で発見。当時の北浜の辺りを再現した模型の中に、汚い身なりで街を徘徊し、漢方医の華岡塾生にガンを飛ばしている福澤の姿があります。画面に出てくるイラストは、もっと恐ろしい顔をしています。

 

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(慶應義塾創立150年記念事業室 追加)

福澤の時代の賑わいを再現 大阪歴史博物館 @ 大阪展 関連情報

 

2009/08/11 22:06:00
未来をひらく福澤諭吉展 2009 東京,福岡,大阪

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