慶應義塾 創立150周年記念 未来をひらく 福澤諭吉展(福沢諭吉展)

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福澤諭吉、大坂の思い出(1)  気になる場所 道修町(どしょうまち)

0908061 福翁自伝の中には、大坂時代の福澤の思い出が生き生きと描かれており、この本の中で最も面白い部分となっています。その中に登場するのが大坂船場の道修町。適塾から数ブロック南に下りた東西に延びる道修町通り沿いの一帯のことです。

ここは、薬種屋が集まっていたため、それらが多くの製薬会社へと成長しました。聞いたことのある会社の本社がチラホラ、その他製薬会社の支社があっちにもこっちにもあります。このあたりは適塾同様奇跡的に戦災を免れ、古い建物が随分残っていたようですが、近年次々と建て替えられてしまったようです。それでもかつての様子を今に伝える建物が数軒残されています。

  

0908062 さて、自伝に出てくるのは、適塾生が熊の解剖をする話。医者の卵が多い適塾生に熊の解剖を依頼した道修町のあるお店。本当は熊の肝を取りたかっただけなのですが、解剖して勉強をしたいかのように頼みました。ところが、肝が手に入ったら、後はほったらかしてさっさと帰ってしまいました。適塾生はだまされて利用されたというので怒り、いちゃもんを付けに行くことに一決。そこで抗議文の起草をするのが、またまた福澤となります。他の人が清書して、怒鳴り込みに行き、果ては脅して(?)、徹底して理屈をこねくり、先方を謝罪に追い込んだという話です。しかも謝らせるだけでなく、酒五升と鶏と魚もせしめたというのですから、適塾の皆さん、評判が悪いわけです(笑)。

0908063 そんな話の舞台となったこの町には、独特の人のつながりがあるようで、町でつくったくすりの資料館もあります。残念ながら行ってみたのが日曜日でお休みでしたが、すぐ隣にある神農さんと呼ばれる少彦名(すくなひこな)神社でおみくじを引くと大吉!かつて悪さをした適塾生をお許し下さったようです。 

  

  

  

  

2009/08/06 23:20:00
未来をひらく福澤諭吉展 2009 東京,福岡,大阪

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