慶應義塾 創立150周年記念 未来をひらく 福澤諭吉展(福沢諭吉展)

福澤研究センター 都倉武之が語る
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まだまだ返却の旅(1) ~九州・本州編~

0910251 しばらく間があき、もう終わりと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、資料の返却が終わるまでが展覧会であるならば、展覧会はまだ終わっていません。まだ返却の旅を続けています。

こちらは大分県中津市の福澤旧邸。本年は福澤の顔がお札に登場して25周年とのことで、もうすぐお祝いのイベントがあるとのこと。福澤記念館は間もなく改装され、リニューアルの予定です。

 

0910252 資料返却にあわせ、福岡・大阪の展示でご紹介した福澤の漢学の師・白石照山のお墓参りを致しました(写真)。かつて父福澤百助のお墓もあった竜王の浜と呼ばれる共同墓地の中にそのお墓はあります。福澤の姉である服部鐘夫妻をはじめ、関係者も何人か見出すことが出来ました。お墓を訪ねると、その人がとても身近に感じられます。

 

 

 

 

 

0910253 こちらは、長野県池田町の上原良司の記念碑。ご遺族に上原良司「所感」をご返却させて頂いた際、訪ねる機会を得ました。生家跡にほど近いふるさとを見下ろす丘の上にあり、 「所感」 の一節が刻まれています。松本方面にある彼のお墓は、3人の兄弟が1つになっていました。いずれも慶應義塾で学んだ3兄弟は、全員戦争で亡くなりました。ご両親は、お墓の前でどのようなお気持ちであったかと思えば、胸がつまります。

 

 

 

 

0910254_2  こうして、資料を一つ一つ、元の場所に戻しながら、改めてその資料がもともとあった場所やその土地の人々と出会うと、新しい発見があります。開催前の、切羽詰まった資料の拝借とは違って、返却の旅はとても充実したものになりました。これは太宰府の展覧会成功祈願のお札。展覧会キュレーターの方に託され、無事太宰府天満宮にお戻しさせて頂きました。有り難うございました。

 

 

 

2009/10/25 23:38:00
未来をひらく福澤諭吉展 2009 東京,福岡,大阪

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