慶應義塾 創立150周年記念 未来をひらく 福澤諭吉展(福沢諭吉展)

福澤研究センター 都倉武之が語る
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まだまだ返却の旅(2) ~北海道編~

0910261_2  こちらは、北海道浦河町の赤心社記念館。福澤門下生の一人としてご紹介した浦河の開拓者・沢茂吉関連の資料を返却に伺いました。その中には、新渡戸稲造名義の「赤心社」の株券がありました。この赤心社、株式会社として始まった開拓のための結社ですが、実はいまも生きています。ご子孫が浦河町荻伏で「赤心社」という商店を経営されているのです。

 

 

 

 

 

0910262 こちらがその赤心社。だるまストーブの焚かれた部屋で迎えて頂き、御土産に日高昆布を1袋賜りました。もう北海道は冬支度本番です。

 

 

 

 

0910263_2 お墓探訪を趣味(?)とする私は、沢茂吉のお墓もお訪ねさせて頂きました。地域の共同墓地の一番奥にある、こじんまりしたお墓でしたが、そこには略歴が刻まれておりました。指でたどりながら、薄れた文字をたどっていくと、その中に「独立自尊」の4文字がありました(写真)。福澤に学んだといっても、そして福澤と親しく文通し、激励を受けていたとしても、それが北海道で生涯を終えた沢茂吉の中でどれほどの重みを持っていたかは知り得ません。しかし慶應義塾のある三田(みた)からも、そして故郷の摂州三田(さんだ)からも遙かに離れたこの場所に、確かに刻まれた福澤に繋がる証に、電流が走るようにショックを受けたと言っても大げさではありません。

 

 

0910264北海道ではついでに、ラベンダーで有名な富良野に立ち寄ったところ、この地の開拓の祖とされる中村千幹(ちから)が、福澤門下生であるとのこと。市役所前の中村の銅像(写真)の碑文には「福沢諭吉先生」の文字がありました。

 

 

 

 

 

 

 

0910265 また、昭和新山の成長を記録し続け、その保護に奔走したことで知られる地元の郵便局長・三松正夫の記念館では、その父が福澤門下生であるとの展示と出会いました。至るところ、意外なところで福澤の名を見出しています。ギリギリ紅葉シーズンの北海道を、様々な出会いの中に後にしました。

 

返却の旅も、あと1か所で完全に終了します。長い長い展覧会が間もなく終わります。

2009/10/26 20:25:00
未来をひらく福澤諭吉展 2009 東京,福岡,大阪

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