2008/1/29 | 参加者の感想を掲載しました。
参加者の感想の一部を掲載します。
講演 「日米同盟と海上自衛隊の役割」 阿川 尚之 (慶應義塾大学 総合政策学部長)
● 海上自衛隊と米国との関係、現在の海上自衛隊の実状については良く理解できたが、今後の役割については序論で終わってしまったのが残念。もう少し、具体的なイメージ、あるべき姿と、それに向かって国民が何を考え、何とすべきかを個人的な見解で良いので、お聞かせ頂きたかった。ただ、全体としては限られた時間での講演は大変ためになった。ありがとうございました。(50歳代 男性)
● 今の世間の話題にマッチしたもので、給油に行くとしか知らなかった政治音痴の私にも理解でき、演目を見た時、期待はずれと思われたが、逆に、良いお話が聞かれました。わかりやすい言葉で話されていいですネ。経験豊かなことがお話をわかりやすくしているのでしょうか。(50歳代 女性)
● 安全保障は、安全が維持されているときは、国民は、自衛隊の役割を実感することが難しいが、テロ特措法が感心を呼んでいる中で、改めて国民が安全保障の役割について、一人一人が考える必要があるのではないかと思った。(20歳代 男性)
● 矛と盾を今後日本の考えとして実践しなければと考える。ただし日米関係を大切にしながら、進むべき道を切開かなければならない。依存だけでなく。(80歳代)
● 戦後60年たって、最近の外交上の問題点が色々取りざたされています。それにいたるまでと今後のなりゆきについてよく理解されました。(60歳代 女性)
講演 「東アジア情勢と日本の近隣外交―自画像の揺れをどう正すか」 添谷 芳秀 (慶應義塾大学 法学部教授)
● 大変興味深く聴講させていただきました。日本人の民族としての精神性に触れながら、日本が外交に関して何故戦略を持てないのか・・・ 戦争や歴史的背景から吉田路線も含め、論理的に分かり易く説明をしていただき、理解が深まりました。これから日本は対米・対中の外交において、どの様な立場をとっていけば良いのか、市民レベルでどの様な意識を持って生活すべきか、少し光が見えた様な気がします。(30歳代 女性)
● 外交を構想するに当り、物事を相対的に考えることの重要性を認識いたしました。自分自身の偏狭を改めねばと思いました。(40歳代 男性)
● 東アジアでの日本のあり方、あるべき姿に得心がいきました。9条と日米安保で戦後冷戦に対応した吉田外交とその限界についても、論理的で認識が深まりました。「左」の欠落はどうなるのか、心配ですが。ご活躍を祈ります。日本の近未来のためにも。(50歳代 男性)
● 世界を視野にとらえて、共生と独立のバランスを持って、日本という国を導いていってくれる政治家は誰なのか。選挙も近いので、じっくり考えていきたいと思った。(40歳代 女性)
● 短時間に集約された中で、少し日米関係、東アジア関係について理解できた感がある。市民一人一人が、もっと関心を持って、政治・政策に物言える様にならないといけないなと感じた。(50歳代 男性)
● 近隣外交の基本が解り、参考になった。
● 「共生と独立」を今後日本の進む方向を自分なりに持てた。(80歳代)
講演 「世界の中のクール・ジャパン~再成長のエンジンに」嶌 信彦 (ジャーナリスト)
● 「コンテンツ」「農作物」「ファッション」と日本が誇る産業を具体的に交えながら、いかに優れているのか説明して頂き、大変興味深かったです。話し方、話の構成が素晴らしく、飽きることなく最後まで聞けました。
感じたこととしては、日本は優れた「素材」を持っているのに、それを生かすことが出来ていない、非常に惜しいことをしているな、ということを感じました。日本は国土が小さく、限られた資源しかないと思いがちですが、外国と戦っていく、経済力を高めるための素材は揃っているということを今日の講演で知りました。あとはそれをどう生かしていくのか、ということを一人一人が考えていくことが重要であると実感しました。(20歳代 女性)
● 日本人として意外と身近なものが、将来の日本の成長のカギをにぎっているかということに、日々の生活の視野が拡大した。(50歳代 男性)
● 日本を元気にしてくれるお話に感銘を受けました。特に日本の農業は、お先真っ暗という現状の中で、先生のお話は農水産業を輸出産業にという(経済戦略という)発想は、勇気をいただくことができました。是非、声を大にして国に働きかけていただきたいと思います。(60歳代 女性)
● 最近の株価や報道を見聞きして自信をなくしかけていた中で、まだまだ捨てたもんじゃないことがわかり、家族で話し合った一票にいかしたいと思いました。日本の再成長のエンジンを、もっと役人が殻を破って行動してほしいし、、地方がもっと海外に向かって飛び出さなくてはならないと思う。(50歳代 女性)
パネルディスカッション 「世界の中で日本の外交を考える」
● 日本の先端を行く方々の意見は、内容に深みがあり、訴えるものがある。静岡でのテーマが「外交」でとてもタイムリーであった。(60歳代 男性)
● 将来のアジアについての考え方、アメリカとの関係について、よい意見を聞かせていただいた。情報の重要性と構成力について学んだ。(50歳代 男性)
● 添谷先生の論点が最も現実的であり、共感した。阿川先生、開明的な保守主義のままでは、もううまく機能しなくなっている。新しい国際関係の中で、新しい発想が必要と思う。嶌先生、ジャーナリスト出身で、グローバルな立場での議論展開は非常に面白い。(70歳代 男性)
※上記のほかにもたくさんの感想をお寄せいただきました。ご協力ありがとうございました。