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慶應義塾

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事業コンセプト

「未来への先導」と「独立・協生」

慶應義塾は、1858年(安政5年)、江戸築地鉄砲洲に小さな蘭学塾として誕生して以来、建学者福澤諭吉の「全社会の先導者たらんことを欲するものなり」という気概のもと、あらゆる分野にわたって社会に貢献してまいりました。
この歴史は、福澤の志に共鳴する多くの方々が、未来への夢と勇気と責任をもち、それぞれの立場で社会の先導に貢献する、「独立自尊」の営みを通してつくられてきたものです。
その歴史の先に、2008年(平成20年)、慶應義塾は創立150年の年を迎えました。

いま国際社会は、国家、民族、宗教、言語、文化、経済圏などが多様に影響しあう、新しい多極化社会への転換点にあります。
国内では、老若男女、多様な人々が多様な場で活躍できる、活力溢れた新しい社会への転換点にあります。この転換点に立って、これからの慶應義塾は、独立して生きる力を一人ひとりの人間が発揮し、新しい多様な価値を創りだしていくことのできる、新たな社会の形成に貢献します。
また、協力して生きる力を一人ひとりが発揮し、国際関係や地域や世代などに絡む利害得失や軋轢を超えていくことのできる、新しい社会の形成に貢献します。
そのために、アジア全域でもほとんど例を見ない150年の歴史を刻む近代総合学塾として、独立して生きる力と協力して生きる力を兼ね備えた人間を育みます。

この社会的使命を果たすため、慶應義塾は、「気品の泉源、智徳の模範」たらんとした福澤以来の志を受け継ぎ、未来への先導役として、創立150年記念事業を起こし、2005年10月から10年間にわたって事業を行っています。