未来先導基金公募プログラム 「モデルG8ユースサミット2008」
塾生の国際体験
記念事業において最初に展開したのが「未来先導基金」です。その運用果実によって実施されている「公募プログラム」では、海外の大学との連携プログラム、海外の教員や著名な方の招聘などを通して、塾生の国際的視点を培っています。さらに「未来先導国際奨学金」や「未来先導チェアシップ講座」の設置により、意欲ある塾生への国際体験の機会提供を広げています。
環太平洋大学協会(APRU)学 長会議(2008年6月26〜28日)
海外連携の強化
国際社会を先導するオープンでグローバルな学塾として、環太平洋大学協会(APRU)学長会議を日本で初めて招致。各界のリーダーなどもお招きし、加盟大学の学長との活発な議論が繰り広げられました。その他、創立150年記念式典に参列いただいた学長による国際シンポジウムや、英国大使館と共催で4名の英国人ノーベル賞科学者を招聘したレクチャーシリーズの開催等、国際的な連携を強化しています。
別科・日本語研修課程入学式
留学生の受け入れと塾生の海外留学支援
2008年12月現在での留学生数は、学部正規生313名、大学院正規生398名、各種短期留学生283名の合計994名。今後も留学生の受け入れをさらに強化し、2015年までに1,500名以上、20年には3,000名以上の留学生受け入れを目標にしています。同時に、交換留学の促進、短期海外研修プログラムの一層の充実などにより、塾生の海外留学支援も図っていきます。
コミュニケーション・プラザ
社会・地域との「協生」
2008年11月、日吉キャンパス協生館に社会・地域に開かれた場としてコミュニケーション・プラザと社会・地域連携室を開設。プラザ内では各種パンフレット等の展示、DVDの放映等による義塾の紹介や慶應オリジナルグッズの販売等が行われ、塾員の皆様、地域の方、どなたでも自由にお越しいただける地域との「協生」を実践する場となっています。
「Active Learning Program Sequence」講義風景
リアルプロジェクト
新大学院における挑戦
・SDMのデザインプロジェクト
システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)では、Stanford大学およびMITとの連携によるプロジェクト科目「Active Learning Program Sequence」を開講しています。当分野のプロフェッショナルである両大学の講師のもと、戦略的システムエンジニアリングを学ぶと同時に、次世代のシステム構築に要するヒューマンスキルも身につけます。
・KMDのリアルプロジェクト
メディアデザイン研究科(KMD)は、今後のデジタルメディア、コンテンツ、デザイン分野における先導者の育成を目的とします。学生と教員が共同で研究を進めながら社会に積極的に関わるだけでなく、プロジェクト遂行のために必要となる5つの力(フィールドワーク、戦略立案、発想術、試作、実行と検証)を実学として獲得することにより、独創性を育みます。
慶大大阪リバーサイドキャンパス
慶應大阪リバーサイドキャンパスにおける展開
2009年1月からビジネス講座「デジタル産業論」がスタートしました。デジタル・コミュニケーションを専門分野とする義塾の教授陣が、デジタル産業を取り巻く環境変化を技術とソフトの両面から捉えた講座を展開。参加者との議論を通じ、新しい産業モデル、ビジネス手法のグローバル化、環境保全への対応、社会の価値観の変化などの課題に取り組みます。